柳田

計53発53盗塁 ソフトバンク・柳田悠岐外野手(27)が23日、福岡市内でトークショーを行い、1カードにつき1本塁打、1盗塁の公約を掲げた。今季は53カードによる143試合が組まれており、このペースで量産すれば念願の40本塁打、40盗塁に到達。「目の前の数字を目標にした方が、結果を出せる」と意気込んだ。きっかけは恩師の一言。昨年5月中旬に前監督の秋山幸二氏(53)=野球評論家=からヤフオクDでの試合前に「1カードに1本打つつもりでやってみろ!」とゲキを飛ばされた。「そう意識するようになってから本塁打が出だしたんです」。3、4月は4本塁打だったが、5月は一気に7発とペースが上がった。秋山氏は87年に43本塁打、38盗塁をマーク。90年には自己最多の51盗塁もマークしている。NPBで最も“フォーティー、フォーティー”に近づいた男だけに、説得力がある。「チームの3連覇を目指して、少しでも力になれるように。果てしなく遠い数字だと思いますけどね。40本塁打、40盗塁目指して頑張ります」とファンの前で誓ったギータ。コンスタントに数字を積み上げ、前人未到の快挙に挑むソフトバンク・柳田悠岐外野手(27)が23日、福岡市内で西日本スポーツ賞の表彰式とトークショーに参加し、同席した男子柔道の永瀬貴規選手(22)にエールを送った。壇上で今季の目標を聞かれ「チームの3連覇、そこを目指して少しでも力になれるように頑張ります。あとはリオ五輪を見ます。応援、頑張りますよ!」とギータ節で会場をにぎわせた。永瀬は昨年8月にカザフスタンで開催された世界選手権男子81キロ級で金メダルを獲得。団体でも優勝を果たした。怪物からの激励に「リオで優勝できるように頑張ります。僕も野球を見ます」と笑顔で返していた。