山田だ!

連敗スタートとなったヤクルトが、若きスラッガー山田の“驚弾3連発”でソフトバンクを8―4と撃破。今シリーズ初勝利を挙げ、通算成績を1勝2敗とした。ヤクルトの日本シリーズ勝利は14年ぶり。
ヤクルトは初回、山田がソフトバンク先発・中田からバックスクリーン左に1号2ランを放ち、先制。2―2と追いつかれて迎えた3回には、山田が2打席連続となる2号ソロをバックスクリーン左に叩きこんで3―2と勝ち越した。
そして3―4と再び1点ビハインドとなって迎えた5回だった。2死から川端が四球を選び、ここで打席に山田を迎えるソフトバンクは2番手・千賀にスイッチ。だが、投手が代わっても山田のバットは止まらなかった。3ボール1ストライクからの5球目直球を叩き、今度は左翼スタンドへ。日本シリーズでの3打席連続アーチは、1970年にロッテと対戦した巨人の長嶋茂雄が2試合にまたがって記録して以来45年ぶりの快挙で、1試合での3打席連発は日本シリーズ史上初の偉業達成となった。
ヤクルトは8回、山田が空振り三振に倒れた後で畠山が左翼スタンドにソロ本塁打を放ち、貴重な追加点。さらに中村の適時二塁打で2点を加えて試合を決めた。たまたまテレビを見ていました。山田の三打席目を子供を迎えにいったときにクルマノテレビで見ていました。神がかりの打席でした。ヤクルトの勝利を誰もが確信したことでしょう。やっとおもしろくなってきました。今日が楽しみです。