震災

1月17日は地震が起きてから20年の日になりました。私の娘が長田の商店街で「手をつなごう」という歌を歌うというので、5時46分に間に合うように向かいました。途中チェロを演奏してくれる先生夫婦を迎えに行って現地に入ることになりました。3時45分に先生の家の前にいきます。家からは10分くらいです。3時に起こされました。夜中なので1時間くらいで長田に到着しました。商店街にステージを作り5時46分から黙祷をしていよいよ娘がチェロの演奏で歌います。しかし娘は歌いませんでした。泣いて歌えませんでした。その日は中学校の新学試験が8時半からあるので、すぐに帰らなければいけません。母親を残して娘と二人で大急ぎで帰りました。帰り路ではなにも歌の事は聞きませんでした。母親はこの日の為に一生懸命準備をしていたので、とてもショックだったと思います。娘はなぜ歌わなかったのでしょうか。わたしにはわかりません。以前にほかのところでは歌っていたらしいのですが、今回はだめだったみたいです。長田の商店街は地震のときとは大きく変わってとてもきれいになりました。ここまでするのはとても大変だったとおもいます。地震のときは長田の地域は火事で大変だったのです。いたるところで火が出ていました。でもまわりが地震でくずれてしまって、消防車が近くまで行けなかったのです。道がくずれていたり、がれきの山にはばまれて目の前の火を消しに行くことができなかったのです。それでほとんどのところが焼けてなにもなくなりました。