マー君

早い復活です。でもこの先はどうなるのかまだまだわかりません。右手首の炎症と右前腕部の張りで故障者リスト(DL)入りしていたヤンキース田中将大投手(26)は、現地時間3日(日本時間4日)敵地のセーフコ・フィールドでのマリナーズ戦で先発復帰。7回を投げて3安打、1失点、毎回の9奪三振の素晴らしい投球で、今季3勝目。ストレートは最速154キロをマーク、制球も抜群で、ストライクゾーンで勝負していくピッチングでマリナーズ打線を手玉にとった。完全復活を印象づけた。 復帰マウンドの第1球に選んだのはストレートだった。だが、ヒヤっとするようなライトポール際への大ファウル。それでも落ち着いてカウントを整えると、モリソンを最後はスプリットで空振りの三振に打ち取った。続くジャクソンには、ツーシームを痛打されるが、サードのへドリーが、その痛烈なゴロをダイビングキャッチして一塁へ。続くカノは、昨年驚愕の本塁打を浴びた打者だが、これもまた、セカンドベース上でショートが処理して3者凡退に斬って取った。ストレートは、マックス148キロを記録したが、スライダーとツーシーム主体の制球重視型の慎重なピッチングである。メジャーのシーズンは長いです。まだはじまったばかりです。中4っかと言うローテーションで体がもつのでしょうか。日本人ピッチャーで長い間活躍した先発投手はいません。田中は「すごく良かったと思いますけど、また、次どうなるか分からないので、良かったところをしっかり次につなげて行きたいと思います」と、淡々と振り返った。